夏期講習前に軍艦島に行ってきた
というよりも、ツーリングついでに「軍艦島でも寄って行きますか?」的な軽いノリで友人に誘われ、
「はて?軍艦島とは?」
九州に住みながら、長崎旅行はしたこともありながら、
軍艦島?戦争の残骸か何か?
ぐらいの知識で軍艦島(正式には端島(はしま)というらしい。)に行ってきた
面積はたったの65,000平方メートル
イオンモールぐらいの大きさだと思う
岸壁が島を囲っていて、中には多くの高層鉄筋アパートが立ち並ぶ
海底炭鉱の島で、多くの人間がここに集まり生活をし、石炭を掘り起こしていたのだ
その外観がまるで「軍艦」のようなので軍艦島と呼ばれるようになった
全盛期の1960年頃には5000人もの人たちが住んでいたそうだ
しかも家族連れで移住していたようで、学校、病院はもちろんのこと映画館も営まれていたようだ
第一印象は「人間ってすごいな」だった
なにもないところに(あるのは石炭が埋まっているということだけ。)、
こんな異常とも言える島を作り、世界で初めての鉄筋コンクリートマンションを建て
人を住まわせ、24時間体制で石炭を掘り起こす
第二印象は「当時のこどもたちは人がたくさんいて楽しかっただろうな」だった
『千と千尋の神隠し』的な、お祭り騒ぎのような毎日の生活の中にあったんだろうなと。
これは完全に想像だから間違いかもしれん
第三印象は「でも闇の方がでかいな」
採掘作業は海面下1000mで行われていたようだ
毎日、死と隣合わせの仕事だ
まさに命を削ってお金を稼ぐ仕事だ
外国人労働者もたくさんいたようだ
この辺の話は公式には出ていないのでご自分で論文など参照してもらいたい
外交問題にもなっている軍艦島…
行ってみないとわからない空気感があるので、長崎市に行った際にはぜひ足を運んでほしい