迷ったら夏の課題図書はこれにしてください!(読みたい本を優先してもらえればOKです)
読んで損はない一冊!そんな本の紹介です!
毎年、生徒も交えた保護者会を行い、塾の指導方針や現状の報告など様々なことをテーマにお話させてもらうのですが
今回、Covid-19感染拡大の影響を考え、保護者会は中止とさせていただきました
毎年、そこで夏の課題図書を出すのですが、今年はその機会を憎きウィルスに奪われてしまったので
こちらで紹介したいと思います!
池上彰氏監修で、もうすでにベストセラー?
「働く」をテーマに様々な切り口で(小)中高生にわかりやすく語りかけてくれます
大人でも読めば、自分の人生を振り返るいい機会になると思います
こどもたちからすれば、大人は完成されているもの…そこに向かって努力しなきゃ…
少なくとも当時の僕はそう思っていたのですが、自分が大人になってみれば、ぜい肉だけガッツリついて、心はほとんど幼いまま(笑)
もしかすると、こどもたちにも大人も発展途上で未完成のものだと少しは伝わるのではないかと思う1冊です
すぎやまの心に刺さったページ
「いい子」を捨て自分の人生をつくろう
(「なぜ僕らは働くのか」P194)
学歴は大事?
中高と、先生のいうことをしっかりと聞いて、勉強にスポーツに一生懸命にやってきました
そのおかげで、京都大学に進学でき、運良く教育産業に携わることができています
今でも「学歴はなくてもいいけど、あった方がいい」とこどもたちに教えます
その理由の一つは学歴のある大学にはエネルギーが高い人がたくさん集まること
すごく刺激をうけます
自分も何かやってやろうという活力が湧きます
学歴はなくてもいいけど、あると便利なことが多い
だから、自分の能力の限界までは引っ張り上げたほうがいいと思います
僕が「いい子」を捨てようと思ったのは大学生4年のとき
話を僕の大学時代に戻しましょう
いわゆるエリート街道をひた走ってきたわけですが、大学生になると一気に「あれをしなさい、これをしなさい」と言われることがなくなり、戸惑いました
そのときに思ったことは「中高時代はみんな平等にあたえられた勉強をするだけで褒められるから楽だったなあ」です
そこから僕は自分で本を選び読むようになりました
自分は何をやりたいんだろう?
そんなことを考えながら、大学の勉強、サッカーサークルの活動、アルバイトに没頭しました
悶々としながらも僕は就職活動で、大手総合商社から内定をいただき、就職することになりました
両親をとても喜んでくれました
とくに父親は商社との取引を盛んにする会社に勤めていたこともあって余計喜びました(というか、親が喜ぶような会社を選びました)
でも、内定者の集まりに参加する度に
「ここは自分の居場所じゃないなあ」
と感じました
内定者のみんなはエネルギッシュで魅力的な人間ばかりでした
「でも、なんか違うなあ」
僕は大学4年の7月に自分で起業をする決心をしました
自分の塾を立ち上げる
子供が好きだし、勉強を教えることも上手だったのでこれで飯を食っていこうと決めました
今まで乗ってきたレールから思い切りはずれる行為だったので当然周囲の人からは猛反対をくらいました
でも、あのときの判断のおかげで、僕の目の前にはレールがなく、「自由」という名の大草原が広がっています
もしも、あのままレールに乗っかり続ける人生を選べば、いい給料をもらってそれなりの地位も得られていたかもしれませんが、どうでもいいことだなと今では思えます
自分が決めたことをやる、責任持ってやる
これは本でも書かれていることですが、他人の評価の中だけで生きていては絶対に幸せにはなれないと思います
自分が自分の人生を動かしていく覚悟で生きていかないと幸せにはなれません
「◯◯さんは賢いからできるんだよね(私は賢くないからできない)」
「どうせ私なんか…」
「でも…」
そんなのが口癖の人で幸せそうな人はみたことがないです
働くの語源は「傍(はた)」を「楽(らく)」にする
定年を65歳として…(これも人生100年時代に意味のない数字ですが)
小学校6年
中学校3年
高校3年
大学4年
社会人40年
僕はこの本を読んで、もっと働くこととお金について僕らはきちんと学ばなければならない、こどもたちに教えてあげないといけないなと思いました
働くの語源は「傍」を「楽」にすると言われています
周りの人を楽にしてあげる、楽しまてあげるのが「働く」という行為
そういう利他の気持ちで働く人が増えれば世の中もっと幸せであふれるよね、とそう感じました
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