まずは残念なニュース。
全国高校総体(インターハイ)、初の中止
仕方がないかな、と思う一方で、高校生活をそれのために費やしてきた高校生には本当に気の毒だと思う
俺は進学校に通い、勉強が主で部活動がサブ的な扱いだった
もちろん限られた時間内で県大会でベスト4を目指そうと必死でがんばっていたことは間違いないが、それでも勉強の優先順位が高いことには変わりなかった
しかし、部活がメインの高校生もたくさんいるだろう
スポーツで大学進学や仕事を考えている生徒たちもたくさんいただろう
どうか腐らずに、「次」のために頑張り続けてほしい
腐ったらそこで終わりだ
ところで、お世話になっている方の息子さん(Rくん)も同じ境遇にいた
Rくんは県で3本の指に入るくらいの実力者で、インターハイを確実視されていた
僕も話には聞いていて、きっとスポーツで大学進学するのだろうと思っていた
ところが、その方と4月の初旬に話をしたところ、Rくんは部活を辞めたという
3月末に部活の顧問が「おそらくインターハイはなくなるだろうし、ひょっとしたらあるかもしれない。辞めたい者は辞めても構わない。自分で決めろ」という話があったようだ
Rくんは次の日、退部届を出した
そして、その日から塾に通い、猛勉強を始めた
スポーツ推薦ではなく一般入試で超難関大を受験するというのだ
これを経営や株の世界で、損切りという
わかりやすく言うと、こうなる
君が1000万円でコンビニを出店したとするよね
毎月の経費(支出)が100万円で、売上が120万あれば、1000万÷(120万‐100万)=50ヶ月で元が取れることになる
でも、これが毎月の経費(支出)が100万円で、売上が90万だったとしよう
元を取るどころか毎月10万円ずつ削られていく…働けど働けど毎月−10万円
大体3ヶ月で月の収支がプラスマイナス0にならないと店を閉めたほうがいいとされている。(これが損切り)
閉めないとやばいんだけど、最初に1000万円も使っているから、多くの人は−10万を何ヶ月も何ヶ月も喰らい続ける
3ヶ月でだめなら、ずっとだめなことが多いのにも関わらず・・・
損切りのメリットは2つある
(1)喰らい続けるマイナスを止めることができる
(2)新しいことにチャレンジできる時間ができる
俺は特に2つ目が重要だと思う
Rくんはインハイレベルの高校生にもかかわらず、損切りをし(部活引退)、新しいチャレンジ(受験勉強)に即座に切り替えた
マジで優秀な経営者になれんじゃね?と思った
Rくんの将来が楽しみだ
これを読んでいるきみがどういう境遇にいるかはわからないが、インハイがなくなると自動的に5月からの部活動がなくなる子が出てくるだろう
そのときに、頭をすぐに切り替え、次のチャレンジへと進めるかどうかが君の一生を左右するだろう
絶対に腐るなよ、応援している