昨日、日本大学芸術学部(以下、日芸)の1次試験の発表があり、Eさんは見事に合格していた
Eさんは塾生の中でも比較的新しく入塾してくれた生徒だ
日芸(放送学科)の入試は少し特別だ
1次試験で国語と英語、2次試験で面接と作文がある
俺にとっては初めての「作文」対策であった
小論文指導はしやすいのだが、作文指導というのがこれまた難しい
作文の評価が独創性
あなたにしか書けない内容
あなたにしかできない表現
それを問われている
たとえば、お題は「嘘」(400字)
フィクションでもノンフィクションでもいいのだけど、400字という制限の中で話を紡いでいかなければならない
彼女に推薦図書として渡した本はこの2冊
これは老若男女関わらず、めちゃめちゃいい
ブログや作文を書くスキルはかなり向上するだろう
昔から伊集院光さんのことが好きで読んでいるのだが、読んでいて面白いものもあれば、ほっこりする感じもあるエッセイ集だ
ということで、勝手ながら日芸放送学科を受験する方は必読の書だ
ところで、俺の作文指導はこうだ
「じゃ、次は『ウザいけど憎めない』のお題で書いてきて。」
「えーーーー、難しそうですけど、わかりました(笑)」
数日後
「Eさん、読んだよーーー!君、天才かもしれん!これはすごい。人物描写が天才的。」
という指導にもなっていない指導(笑)
合計で20本くらい書いただろうか?
彼女はいつも僕の思いつきのお題に懸命に取り組んでくれた
俺は彼女の文章がいつも楽しみだった
本当に将来エッセイ集を出せばいいのにと思う
その中で最高傑作といわれるものが2作ある
「嘘から出たマコト」
「コンプレックス」
どちらもお母さんが絡んで来る話なのだが、話が滑稽すぎて、今も思い出し笑いが止まらない
いつかどこかでEさんがエッセイ集を出したときにはこの2作は必ず掲載してほしい
そして、今日はEさんの2次試験だ
ベストを尽くしてこれますように