俺が今ハマっているアニメがある
それは『鬼滅の刃』である
小6の女子生徒がハマる少年マンガがあると聞いて俺はすぐさま飛びついた
流行に遅れてはいけない一心で、である
名前は知っているけれど、まだ読んだことがない、あるいは見たことがない人に説明しよう(第10話までしか見ていない俺が偉そうに語る)
ちなみに俺はワンピースを大人買いでそろえているが、7巻で挫折した男だ
これは鬼退治の話である
「なんだ、現代版桃太郎かよ」と思った君は、5日前までの俺だ
甘い
実に甘い
俺は第1話を見た瞬間にこれはヒットする漫画だと悟った
ジョセフ・キャンベルという神話学者をご存知だろうか
当然知らないことだろう
しかし、どんなノーベル賞受賞者にも負けない発見を彼はした
ここから先の俺とジョゼフくんの会話を聞けば、ジョセフがいかにすごい研究をしたか思い知ることになるだろうし、これを読んでいる君も、もしかすると巨万の富を得ることになるだろう
ジョセフ
「なあなあ、すぎやまはん!世界中の神話を研究しておりましたら、次のような共通点に気づきましてん!」
- Calling「天命」
- Commitment「旅の始まり」
- Threshold「境界線」
- Guardians「メンター」
- Demon「悪魔」
- Transformation「変容」
- Complete the task「課題完了」
- Return home「故郷へ帰る」
(1)Calling「天命」
主人公はある事件や事故をきっかけに、自らのミッションを知る。
(2)Commitment「旅の始まり」
迷いや葛藤がありつつも、ミッション達成のために旅に出る決心をする。
(3)Threshold「境界線」
主人公に初めて試練が訪れる。これを乗り越えることで新しい世界が拓ける。
(4)Guardians「メンター」
メンター(師匠)または仲間に出会い、修業をする。
(5)Demon「悪魔」
最大の敵、現る。主人公は挫けそうになりながらも、打ち勝つ。
(6)Transformation「変容」
敵を倒した主人公は大きく成長を遂げる。
(7)Complete the task「課題完了」
困難な旅を振り返り、その旅の意味を見出す。
(8)Return home「故郷へ帰る」
旅を終えた主人公は自分の故郷へ帰る
すぎやま
「ジョゼフくん、君、その発見、すごすぎやで!それ、世紀の大発見やで!スター・ウォーズもドラゴンボールもバック・トゥ・ザ・フューチャーも全部それに倣ってる!」
おわかりいただけただろうか?
これは「ヒーローズジャーニー(英雄の旅)」と呼ばれている
ヒット作を生み出す黄金の方程式がこのヒーローズ・ジャーニーである
これは多くの人が共感しやすい話の作り方なのである
こういう観点でいろんなヒット作を見てみるとすごく勉強になるはずだ
この理論を知っておくだけで、大ヒット作を生み出すことが可能になるだろう
ってことで、『鬼滅の刃』おすすめです
受験生は受験が終わってから見ましょうね♡