ラスト2日間の勉強方法が知りたい人は前置きをぶっ飛ばして、一番でかい文字部分に最後に飛んでくれ!
俺の受けたセンター試験は2005年の1月22、23日(土)だった
俺が通っていた予備校でもカウントダウンがあった
ちなみに俺はカウントダウンが好きではないので、うちの塾ではそういうのはやっていない
カウントダウンしたら、やる気が出る生徒はいるのかもしれないけれど、受験生であるならば、そんなもん関係なしに勉強習慣を高いレベルに持っていってほしいと思っている
受験生なら試験2日前だろうが、試験300日前だろうと同じようにがんばってほしいと僕は思う
おっと、話がそれてしまった
とにかく、俺が通っていた予備校でも入り口にカウントダウンの紙が張り出されていた
あと200日とか、あと100日とか張り出されているときは、センター試験なんて一生来ない試験だと思っていた
正確にはそんな錯覚に陥っていた
模試では1度も目標点に達成したことがなかったから、ずっと「まだ足りない、まだ足りない」と思って勉強をしていた
一生来ないだろう試験に向けて…
でも、センター試験は必ず来るもので、「あと3日」なんて張り出された日には「え、マジ?」って感じになる
「全然まだ準備足らんねんけど…まだまだ完璧になってないんやけども…」
きっと、生徒たちも同じ気持ちなんじゃないかな
ずっと言われづづけてきた、幻なんじゃないか説のあるセンター試験
そのセンター試験はやっぱり本当に来る
センター試験という大イベントは一生懸命にやってきた人間ほど、大きく見えるだろう
やはり緊張してしまうのは仕方がない
絶対に失敗したくないだろう、なんだったら自己最高点を狙っているだろう
一方で、極度の緊張で英語の文章が読めなかったらどうしようとか、現代文が頭に入ってこなかったらどうしようとかいろいろ心配は尽きない
実際に俺は、(俺のときは英語が1日目の1時間目だったのだが)、試験開始5分間ずっと鉛筆をもった手が震えっぱなしだった
「ああ、俺は今センター試験を受けているんだ」とそこで初めて実感し、体が無意識に反応したのだ
他のことはあまりよく覚えてないけれど、英語の開始時に手が震えたのと、数ⅡBの答案返却時に手が震えていた(時間が足りなさすぎて心臓バクバクだった)のは今でもしっかりと覚えている
運良くセンター試験本番では初めて目標点を超えることができた
毎年、生徒一人ひとりにストーリーがある
自分でも体験して、何人も見てきて、僕が思うことは後悔ない受験をすることだ
後悔ない受験というのは、自分の持てる力を限りなく100%に近い形で出し切ることだ
おそらく自分の力を100%出し切れる人はセンター試験においてほぼ皆無だと思う(全科目満点の人くらいか)
ケアレスミスと言われるものはこの際、後悔には入れない
そんなものは実力だと受け入れよ
では、悔やんでも悔やみきれない後悔とは何か?
センター4大後悔というものを紹介しよう
①マークズレミス
②数Ⅰ解いちゃったミス
③時間配分ミス
④書き直したのが間違いだったミス
では、そのような後悔をしないために、みなさんがしないといけないことをひとつずつ丁寧にアドバイスする
①マークズレミス…細心の注意を払う
②数Ⅰ解いちゃったミス…数学を解く前には黙想
③時間配分ミス…欲に溺れるな
④書き直したのが間違いだったミス…書き直すなバカ!
①細心の注意を払え、逐一、解答用紙の解答番号を確認しながら書けとしか言えない。
②解答用紙が配布されたら即黙想に突入だ。「ⅠAを解く、丁寧な計算、時間配分厳守」をブツブツ脳内で唱えることをオススメする。
③時間配分ミスはみなさんが欲深い人間だからこそ起こるものだ。8割とらないといけないと思ったら、目の前の問題に執着しすぎる。それでいつもとは違う時間の使い方をして、その後、壊滅的な状況に陥る。欲は身を滅ぼす。練習で行っている時間配分を死守する。自分の欲に負けない。8割に囚われず、ベストをつくすことに集中しよう。
④最初に書いた答えが自分の答えだ。自分を信じろ。見直しなんかしなくていい。一発で正確な答えを出せ。書き直さないことをマイルールにするべきだ。
あと残り2日でやることといえば、ひたすら③の対策だ
もちろん、新しい知識は日々入れていって構わないのだが、後悔しない受験を目指す場合、
時間配分イメージ、スピード感を徹底的に脳みそに叩き込み、欲望を捨てきったセンター試験解答マシーンになるのだ!!
そのためには計算され尽くした時間配分の徹底と自信を身につけて試験に望むことだ
そのためにやることは…
やったことあるセンター試験過去問をもう一度、本番と思ってやる
である
オススメは2019年度のセンター試験過去問である
おそらく、ほとんどの受験生がやったことがあるはずだ
もしかすると答えを覚えているかもしれないが、それでも本番を想定した時間配分でやりきってみるのだ
「できて当然の問題だ」とプレッシャーをかけてやるのがいいだろう
そのプレッシャーの下、時間配分を徹底的に頭に叩き込みなおす
そして、良い点数をとるイメージをここで持ち、自信をつけるという作戦だ
この勉強方法は新しい問題よりも本番で絶大な効果を発揮する
なんなら、その解いた問題を試験会場に持っていって休み時間に読んでイメトレに使ってもいいかもしれない
新しい知識を入れることに必死になるよりも、全体的な記憶のメンテナンスを行い、時間配分を徹底することで自分の力を最大限に出すことが可能になる
みなさんが後悔のない受験をできるように祈っている